健康ヲタクの中年が気になる言葉。「コレストロール」って?

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中年男性の多くは、一様にコレストロールという言葉を自分事として聞いたことがあると思います。健康診断のときや、お医者さんに行ったときなどによく聞く言葉のひとつだと思います。私が社会に出た頃、昭和な時代を生き抜いてきたモーレツサラリーマンなオジサン(今はオジイサン)たちが当時の上司でしたが、その頃といえば、夜はノミケーションが当たり前の時代でしたから、全員で身体に悪いことをしていました。焼き肉食べて、飲んで、その後に、ラーメンで〆るとか。当時からコレストロールという言葉はありましたが、今ほど気にしている人は多くなかったような気がしています。むしろ、身体に悪いことがカッコイイなんて空気すらあったような。そして時が流れ、私自身がオジサンになったとき、もう毎晩のノミニケーションなんてこともなくなって、普通に健康な生活が当たり前になってきた今日、やはり、コレストロールということには敏感になってしまっています。

そもそもコレストロールとは何でしょうか?

実は、コレストロールそのものは悪いものではなくて、コレステロールとは、細胞膜を生成する必要な要素で、生きていく上で欠かせない「脂質」の一種なのです。冒頭の書き出しのように、健康診断時の検査で引っかかったり、メディアのダイエット特集等で、「コレステロール=悪いもの」というイメージがありますが、コレステロール自体は身体に必要なものなのです。
役割としては、細胞を包む細胞膜の原料になっていたり、ビタミンDの合成に使われ、心身の活力を高める副腎皮質ホルモンや、脂肪の消化を助ける胆汁酸の材料にもなっています。必要なものですから、身体はこれを食物から摂ったり、肝臓で合成されたりしています。ちなみに、1日に必要とされる量は、 1,000~1,500mgといわれています。

悪玉コレステロール(ldl)と善玉コレステロール

コレストロールには2種類ありまして、善玉・悪玉というと聞こえが悪いのですが、コレステロールの役割と影響によって、善い奴と悪い奴に分けて考えられています。

善い奴=善玉コレステロールと言われるHDLコレステロールは、体内に余ったコレステロールを運び出す役割をします。具体的に説明しますと、体に悪影響を与える量のコレステロールを細胞壁から運び出す、という仕事をしていますので、「善玉」と言われています。
一方、悪い奴のほう(悪くはなくて、これも身体には必要なものなのだと思いますが)、悪玉コレステロールと言われるLDLコレステロールは、体の各所に必要なコレステロールを血流に乗って運ぶ役割をしています。
これが、多くなって、結果コレストールを運びすぎると、余分なコレストールが血管内壁にへばりついてしまい、そのまま放置すると動脈硬化の原因となり、動脈硬化は、心筋梗塞、狭心症や脳梗塞のリスクを高めますので、LDLコレステロールが「悪玉」と言われる理由です。

一般的な健康診断や血液検査などでは、コレステロールに関しては、総コレステロール値、LDL値、HDL値がチェックされています。
基準となる正常なコレステロール値については、日本動脈硬化学会の「動脈硬化の病気を防ぐガイドブック」で掲載されている値が採用されているようですので、そちらもみてください。

以前は、悪玉コレストールの値が高いと問題だ!としていたのですが、最近では、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率をチェックする場合が多く見られます。

簡単に説明すると、善玉<悪玉 になった場合に、コレストロールが血液中にたまっていってしまうので、その発生ケースは、次の三つが考えらるとして全体の中でのバランスをみるようになってきているそうです。

悪玉コレステロールが多すぎる場合
善玉コレステロールが少なすぎる場合
中性脂肪(トリグリセライド)が多すぎる場合

の三つです。

これを簡単に計算する方法として「LH比」というものがあります。健康のためには知っておきたい数式ですね。
数式は下記です。

Vol.110 「LH比」を目安にコレステロールを見直す

LH比とは、「LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値」で示される比率のことです。たとえば、LDLコレステロール値が135mg/dlで、HDLコレステロール値が45mg/dlとすると、「135÷45=3」で、LH比は3.0となります。

従来の健康診断ですと、LDLとHDLの数値(135mg/dl、45mg/dl)は、個別にみると、どちらも現在の基準では「正常」の範囲なのですが、ところがLH比でみると3.0というのは、じつは動脈硬化が進んだ「かなり危険」な領域なのです。

このように血液内の善玉と悪玉のバランスで考えるというのが、これから健康を考える上では重要ということになっているのです。
ここまで文章もだいぶ長くなってきていますので、今回はこれくらいにしておくとして、次回は悪玉コレストロールを低下させる方法について調べて紹介したいと思います。

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